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「アガサ・クリスティーの奥様は名探偵」
先週まで何かと忙しく更新できませんでした。いや、今週も忙しいんですが^^;
合間見て新作小説執筆中です。
ところで今週末に「L change the world」を観に行きます。感想はまた後ほど。

原作はクリスティの傑作ミステリ「親指のうずき」
何しろ読んだのは十年以上前ですし、今手元に本がないので原作との比較は出来ません。
ただ、印象の深かったところは覚えています。
ちなみにイギリスでは悪い予感がすることを「親指がうずく」と言うのですが、フランスでは「小指がうずく」と言うみたいです。ひとつ勉強になりました。

舞台はフランス。悠々自適な生活を楽しむ初老の夫婦ベリゼールとプリュダンスは老人ホームの叔母さんを久々に訪問。でも、叔母さんはプリュダンスが大嫌い。「しっしっ」とか言って野良猫みたいに追い払おうとするので二人は早々に退散。しかしプリュダンスはこのホームで一人の老婦人に出会います。
「あれはあなたのお子さんなの?」
何かに怯えているような老婦人の言葉が気になるプリュダンス。

叔母さんの死の知らせに再びホームを訪ねた二人でしたが、プリュダンスは叔母の遺品の一枚の絵に描かれた家に見覚えがある。でも、何処で見たのか思い出せない。その絵は叔母が例の老婦人からもらったもので、その老婦人も何者かに連れ去られて行方不明に。ちなみに映画では「木々の間から見える屋敷」の絵でしたが、原作は「湖とボート」の絵だったと思います。

家に戻ったプリュダンスは娘夫婦と子供が突然やってきてしばらく滞在することになったのを機に謎の家と老婦人を一人で探しに行ってしまいます。(娘の顔を見たときにその家を何処で見たのか思い出したのでしたw)
やがて謎の家を発見したプリュダンスは近くの村に滞在して、いろいろと調べ始めるのですが……。(頭殴られて記憶喪失になったプリュダンスが面白すぎw)

これに老人ホームでの毒殺事件、ベリゼールが調べているダイヤ盗難事件などが絡み、事件は複雑な様相を見せ始め、そしてそれらは恐ろしい真実へとプリュダンスを導いていきます。

まず、プリュダンスが素敵です。どちらかというとタペンスの雰囲気はないんですが、御洒落で好奇心旺盛なところが魅力的。フランスの田舎の風景も楽しめますが、全体に展開がのんびりしてますので、どちらかというとジェシカおばさんみたいなコージー・ミステリが好きな方向けでしょうか。時々性的ジョークが入るのはクリスティらしくないんですけれど、フランス映画らしく湿っぽさがないのでオーケーです^^
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