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「恐怖! 黄色いタコ型エイリアンの襲来」をアップしました
茶林さんのラノベ時代劇に対抗して書いた小噺です。
黄色いタコの扱いが酷いのは仕方ないよっ!
タイトルは往年のSF映画風。
特別出演:招夏さん、ナノハさん、sleepdogさん、りいさん。
問題がありましたら修正しますのでご連絡ください^^

<追記>
こちらもお読みください^^

☆元凶(諸悪の根源とも言う 茶林小一氏作 「ノドイモッ!」

 http://chabayashi.web.fc2.com/n_37.html

☆招夏さん作 「僕と彼女と妹たちとタコな日々」

 http://emeraldfantasia.web.fc2.com/tako-na-hibi.html

☆sleepdogさん作 「ノドイモッ! の処方箋」

 http://sleepdog.blog53.fc2.com/blog-entry-295.html
 

では続きからどうぞ~。

「恐怖! 黄色いタコ型エイリアンの襲来」

誰も予期しなかった流星群(後にキイロタコ流星群と呼ばれる)が天空に振りそそいだ翌日から、何だかやっかいなエイリアンが、ここ、東京都郊外の留千尾町に出現し始めた。
 目撃者の証言によると、その不埒なエイリアンは昔の火星人にそっくりで、まっ黄色な触手をうねうね動かしながら胸の大きい女性に抱きついてくるのだという。
 そして、もし抱きつかれてしまうと被害者には恐ろしい現象が起こるのだ。

 高校一年生のツインテールの美少女、ナノハの家に憧れの招夏先輩が訪ねてきたのは真夜中だった。幸い、両親は旅行に行っていたので、ナノハは先輩を部屋に招きいれた。
「どうしようタコ、助けてナノハちゃんタコ」
 艶やかな黒髪の美少女である招夏先輩は今にも泣きそうな顔で、ウサギのクッションを抱きしめながらナノハの前に座っている。
「今日、学校の帰りに黄色いタコに襲われて抱きしめられたのタコ。蹴飛ばして慌てて逃げたんだけど、それから語尾にタコをつけないと喋れなくなっちゃってタコ~」
「大丈夫ですよ先輩。きっと他の人は『侵略! ○カ娘』をタコと勘違いしてる痛い子だと思うだけですよ」
「何気に酷いこと言うのね、ナノハちゃんタコ」
「え~。そんなことないですよ~」
 ナノハはいつも華やかでモテモテの招夏先輩がこんなことになっているのを内心、ちょっと楽しんでいたのだった。
「あ、ほら、いっそのことタコ系美少女として芸能界デビューとかどうでしょう。タコ語尾流行りますよ~。もしくはラノベ作家になるとか。デビュー作は『あたしの語尾がこんなにタコなわけがないタコ』」
「ちょっと何言ってるのかよくわかんないタコ」
 その時、いきなり部屋の窓がガラガラと開いて銀色のテカテカ光るスーツを着て牛乳瓶の底のような眼鏡をかけたボサボサ頭の若い男が顔を覗かせた。
「あなたはエイリアンに洗脳されたのです。間違いありません」
 先輩がひいっと声を上げる。男は窓から颯爽と入ってこようとしたが、床に着地した途端に前にのめって見事にこけた。
「あんた誰? 警察を呼ぶわよ!」
 ナノハはパジャマの懐から鬼が持つようなでかい金棒を取り出して構え、床にヤモリみたいに張り付いている男に突きつけた。
「あ~。え~っと、それがどうやって懐に入ってたのかは聞かないでおきましょう。私は怪しいものではありません。エイリアン・ハンターの盛留田と申します。チャハヤシ星のエイリアンを追っているのです」
 盛留田は思い切りぶつけた鼻を摩りながら起き上がった。
「あんた、何でそれを知ってるのよ? あ、ひょっとして招夏先輩をストーカーしてたわけ?」
「いやいやいやいや。私は彼女が昨日水色の縞々パンツを穿いてたことなど全然知りませんよ。そんなことはともかく、早くエイリアンを退治しましょう。さもないと招夏さんは一生、その語尾のまま暗い人生を」
「いや~タコ~!」
「う~ん。なんかもやもやするけど、ま、いいや。言っとくけどエイリアン・ハンターの腕はあたしのほうが上だからね!」
「ほほう。経験がおありのようですね」
「いろいろやっつけたことあるわよ。ホッケーマスクの奴とか、縞々セーターの奴とか」
「あ、それはたぶんエイリアンじゃないです」
「同じようなもんでしょ。それより黄色いエイリアンは何が目的なのよ!」
「良くぞ聞いてくれました。実は語尾が<タコ>になるというのは由々しき事態なのですよ。あれは一種のマインド・コントロールなんです。タコ語尾の人間が増えて一定数に達すると全人類がタコを神と崇めるようになって精神的に地球は支配されてしまうのです。そして永久に人類は侵略してきたタコの奴隷としてこき使われるのです」
「あんた、何でそんなこと知ってんの?」
「ふっふっふ。それは私もエイリアンだからですよ!」
 男は首元に右手を当てるとベリベリと顔の皮を剥がしてしまった。そこには目元の涼やかなきりっとした顔立ちのシェパード犬の顔をしたエイリアンがピンと耳を立てて立っていた。
「えええ、犬タコ~!」
 招夏さんが叫んだ。
「犬タコではありません。ついでにストーカーでもありません。ドッグ星から来た宇宙警察のスリープと申します。これで信用していただけましたか」
「ええっと、スリープさん。やっぱり主食はドッグフードだったりします? トイレは主に電柱ですか? それから後で尻尾もふもふさせてもらえますか?」
「いや、犬じゃないから。とにかくこれからエイリアン退治に出かけますよ。早くセーラー服に着替えてください」
「ちょっと待って。あいつをやっつければ招夏先輩は元に戻るの?」
「もちろんです」
 すっと親指を立てて犬がウインクした。ナノハはちょっとイラっとした。

「ほら、見てください。あそこにいます!」
 真夜中の夏の公園。スリープが隠れている木の陰から指差すその先にいたのは街灯の光に照らされ、ブランコに揺られながら機嫌よさそうに鼻歌を歌っている黄色いタコ型エイリアンだった。
『チーチーチチ○ッパーイ♪』
「どんだけ乳好きなのよ、あのタコ」
「とにかく早くやっつけちゃいましょうタコ」
 今のは前者がナノハで、後者が招夏である。ひたすらややこしい。
「気をつけてください。奴は巨乳に敏感なのです」
「でも招夏先輩はもう襲われてるんだけど同じ人でも大丈夫かな」
「奴は巨乳であれば見境ないのです」
 というわけで、招夏先輩はタコを睨みつけながら、ゆっくりと近づいていった。
 タコの動きがピタリと止まった。次の瞬間、長い二本の触手が招夏目掛けて素早く伸びてくる。先に動いたのはスリープだった。ライト・セーバーを軽々と振り回して瞬時に触手を切断した。続いてナノハが金棒でタコの頭をボコボコに叩きつけ、最後に招夏がハイヒールの踵でぐりぐり踏み潰す。だが、満身創痍で小さく縮んだタコはなぜか満足そうな顔をしている。
「これでよし。もう大丈夫ですよ、招夏さん」
 スリープは壷型の大きな捕獲器にタコを押し込めて封印した。
「ありがとうございます。おかげさまで元に戻りました」
 タコ語尾属性がなくなった招夏は、ほっとしたように笑みを浮かべた。
「そのタコどうするの?」
「もちろん、宇宙刑務所に収監されます」
「なんだ、食べるんじゃないんだ」
「食べてみます? 茹でたら美味しいかもしれませんよ」
 スリープは先ほど切断した触手を差し出した。黄色いそれはまだうねうねと動いている。
「いや、いらないから。それよりスリープさん。あたしの報酬は?」
「え?」
「だから報酬はどうなってんのよ。あたしこれでもプロなんだけど」
「あ~、なるほど。ちょっと待ってください」
 スリープは片手を挙げた。暗い夜空に一瞬にして眩いばかりに輝くUFOが出現し、光の束が降りてきた。
「ご苦労様。スリープ」
 光の中から現れたのは美しい女性のコッカースパニエル型エイリアンだった。
「これはこれはリイ大佐殿!」
 びしっと敬礼するスリープの眼差しは、リイのすらりと伸びた太ももに向けられている。
「私はリイと申します。極悪エイリアン逮捕に協力感謝いたします」
 丁寧に頭を下げたリイはナノハに何かを手渡した。
「これが報酬です」
 それは黄色いタコのぬいぐるみだった。
「礼には及びません。では私達は次の町へ向かいますのでこれで」
「おいこら」
 次の瞬間、光は上空に上っていき、二人を収納したUFOはあっという間に消え失せた。
「ちょっと、これどういうことよ。お金は? もしもーし!」
 ナノハは天に向かって叫んだが、答えが帰ってくるはずもなかった。

 後に、このタコのぬいぐるみが突然喋りだし、ナノハはプ○キュアとして華々しくデビューを果たすことになるが、それはまた別のお話。
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