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ツイッター診断メーカーのお題小説、アップしました。
先日、診断メーカーで「40分以内に4RTされたら、ストーブの前で、無理矢理ほっぺにキスをするレイとデビィをかきましょう。」というお題が出され、見事6RTをいただきました^^;
で、書いてみました。なんかいろいろすみません。予想以上にレイがあれでした。

読みたいという方は続きからどうぞ。





「お帰り。デビィ」
 仕事から帰ってきた俺を、いつも迎えてくれるレイの言葉。そこに何となく違和感を感じたんだ。居間の灯りはいつもより薄暗い。
 ソファに腰を下ろすと、レイがキッチンから居間に入ってきた。
 ……なんてことだ。レイがエプロンをつけている。それもフリルのたくさんついた真っ白なエプロンだ。
「疲れただろう? ゆっくり休んでいいよ」
 いつもなら、皿を運ぶのを手伝えとか、あれが足りないから買ってこいとか言う彼の今日のこの態度はいったいどういうわけだ。
 俺は恐る恐る彼の顔を見た。きっと何かよからぬことを……。
 そこには伏目がちに、ほんのりと頬を染めたレイの顔があった。
「ど、どどどどうした、レイ。具合でも悪いのか?」
「別に。いつもと同じだよ」
 そう言いながら、レイは俺のすぐ横に座ってきた。ぴたりと身体を寄せて。
「いや、違うかな。なんだか今日は変なんだよ、デビィ」
 レイの顔が俺の頬に近づいてきて、ふっと暖かい息がかかった。金色の長い髪が俺の腕にふわりと触れる。
 え? これってもしかして……。
 もちろん俺はゲイじゃないし、彼も違うと今までずっと思っていたんだが。
 そりゃ、もう長いこと俺達は一緒に住んでるし、彼がそういう気持ちを抱いたとしても不思議はないのかもしれない
 でも、今朝までなんでもなかったじゃないか。
「ははは。これってジョークだろ? レイ」
 だが、レイは何も言わずに俺に抱きついてきた。
 反射的に彼を押しのけて立ち上がった俺は壁際を見て思わず声を上げた。
 いつもなら何も置いていないそこには電気式と思われる小さな暖炉が置かれていて、まがいものの炎が赤々と燃えている。その前にはご丁寧に真っ赤なカーペットが敷かれている。
「いいだろう? この暖炉。さあ、そこに座って」
「い、い、いや、なんか、その」
「いいから、座って!」
 有無を言わさぬ口調で俺に迫ってくるレイに気圧されて、俺はカーペットの上に追い詰められ、ぺたりと尻餅をついてしまった。
 レイは俺のすぐ前に跪き、俺の背中に強引に手を回してきた。
「キスしてもいいか? デビィ」
 心臓が口から飛び出すかと思った。レイは薄く唇を開いて、真剣な眼差しで俺を見ている。
「え、えええっと、頬になら……」
 いや、決してレイに抱かれたいとか思ったわけじゃない。でもまったく拒否するのも悪いかと思ったんだ。そうとも。
「意外に初心なんだな、お前。女には積極的なくせに」
「な……!」
 レイの唇が俺の頬にそっと触れた。その感触は思ったよりずっと柔らかくて暖かい。悪くない。いや、悪くはないけれどこれ以上は無理だ。さて、どうしようかと考えていた時、いきなり部屋の中で何かが光った。
 今のはなんだ? 俺は部屋に誰か別の人物がいるのに気がついた。

「誰だ!」
「あら、ばれちゃった? ごめんなさい」
 まったく悪びれた様子もなくソファの向こうかひょっこりと顔を出したのは、最近、たまに部屋に来るようになった俺達への情報提供者にして書店の店主、ミーナだ。派手なオレンジ色のボブカットが似合う日本人の彼女は黒いスリムなカットソーにジーンズ。そして指なしの黒い手袋。まるで宝石を狙ってやってきた女怪盗みたいな格好だ。
「デビィ、俺、もう我慢できない」
 レイはとろんとした目つきで、ミーナのほうは見向きもせずに俺に抱きついてきた。が、次の瞬間、彼の力はあっという間に抜け、俺の上にくたりと乗った形になってしまった。どうやら気を失ってしまったようだ。
 俺はレイをそっとカーペットの上に横たえた。
「おい、ミーナ。お前、レイに何をしたんだ?」
「ふふふ。実はこの間、『男が男を抱きたくなる媚薬』っていうのを偶然、手に入れてね。これを飲むとストレートでもゲイになっちゃうし、薬が効いている間の行動は覚えていないの。面白そうだし、せっかくだからレイで試させてもらおうかなって。で、今日、昼間差し入れたジンジャエールに混ぜてみたの。まさかこんなに効くなんて思わなかったわ」
「冗談じゃねえ! 俺は貞操の危機だったんだぞ!」
「それはレイも同じよ。もちろんヤバいことになる前に効き目が切れるように量は計算してるから大丈夫、大丈夫」
「じゃ、この暖炉とかカーペットもお前の仕業か!」
「そう。エプロンもね。とにかくいい写真が撮れたわ。ああ、もう、二人とも可愛い! これこそ萌えよ! あ、でもこの写真は誰にも見せないから大丈夫よ」
 だ、大丈夫よ、じゃねえっ!
「それじゃ、あなた達のキス・シーンを撮るっていう目的は果たしたから私は帰るわね。暖炉とカーペットはお礼に置いていくわ」
「え? おい! ミーナ!」
 ミーナはにっこりと満足げに笑うとさっさと部屋を出て行ってしまった。まずい。レイが目を覚ます前にエプロンを外しておかないと。
「う~ん……。あれ、デビィ、いつ帰ってきたんだ?」
 しまった。
「おい、なんだよ、このエプロンは?」
 レイはゆっくりと起き上がると、暖炉とカーペットを見た。そして、振り返るとにっこりと微笑んだ。
「デビィ? どういうことだか、じっくりと説明してもらおうか」
 い、いや、だからこれは全てミーナが……。うわあああああああ!
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