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「地球へ…」 24話~地球の緑の丘(アップしました)
ついに最終回が来てしまいましたね。
この一週間、この日が来るのが楽しみなような寂しいような複雑な気持ちでした。休みの日はいろいろありまして視聴できないので、今日やっと観ることが出来ました。
(注)原作ネタばれがありますので、未読の方はご注意ください。

まず、先週の23話の感想を軽くしておきます。
キースはマザーと対面し、やっと「なぜミュウ因子を排除しないのか」という疑問を口にします。いや、ここはやっぱり遅すぎでしょう。これが早い段階で出てきて、メギドでの完全悪役的態度がなければもっとアニメのキースに好感持てたんですけどねえ。今回のアニメの一番の問題点はキースの心理描写のぶれと不足でしたね。

先週、一番驚いたのはキースに最終判断を丸投げしたグランド・マザー(かなり無責任)と地球へワープしたミュウの船団を待ち受けていた死の星と化した赤い地球。あれほど青い地球を夢見ていたジョミーや長老たちにとってこれほど酷い現実はなかったでしょうね。原作も映画もミュウ達の前に現れたのは変動期を控えつつもまだ美しく青い地球でしたから。
でも、これは最終回を観て納得できました。だからこそあのラストが生かせたんですよね。
そして、更にミュウ達を待ち受けていた6基のメギド! どんだけ~って感じですよね。
キースはぎりぎりまでその発射を迷った末に中止して、ミュウと人間との会談を決意しました。

あとはフィシスがあまりにも行動的になっていて驚きましたよ。キースもそれを予想してわざと銃を置いてありました。フィシスが自分を殺すなら、それはそれで構わないと思っていたのでしょう。いったんは銃を構えたフィシスもキースを撃つことは出来ませんでしたね。
24話でも彼女はトォニィを平手打ちしてるし。ちょっとキャラに変化がありすぎかなあ。

アニメでのフィシスはブルーを「あの人」と呼んでいます。賛否両論はあるでしょうが、二人が恋人同士だって全然問題ないんじゃないですか? だってミュウだって人間なんだから恋をするのは自然なことなんじゃないかな。フィシスが女神的な存在になっている原作とは違い、アニメのフィシスは人間であることを強調しているように思えます。

それはともかく、ラストでジョミーとキースはグランド・マザーの下へ向かいます。キースがぽつりと呟いた「サムが死んだよ」という言葉がとてもよかったですね。彼はマツカのこともサムのことも心から悲しんでいるのですが、それでもマツカのことは「あれは手駒でしかない」と自分の感情を隠してしまう。でも、「サムが死んだよ」の一言は繕わない本当の感情を初めて見せた瞬間のように思えました。

そして最終回、24話。
結論は出たか? とキースに問うマザー。まだです、と答えるキース。
人類とミュウの共存を何故認めないのかと問うジョミーに、マザーは答えます。
欲望の赴くままに地球の自然を破壊してきた人類は「悪」である。だからこそ、SD体制で人類の欲望を抑えつけて秩序を保ってきたのだと。ミュウはその体制に反発する癌細胞だから根絶されるのだと。ミュウを受け入れるか否か。プログラムの変更が出来るのはキースのみ。
僕らは理解しあえるはずだと言うジョミーに、キースは飾られた鎧が持っていた剣を引き抜いて突きつける。

ここで、初めてキースの行動の意味が語られます。人類はSD体制がなければ宇宙全体に欲望を解き放ってしまうと。だから止めることはできないと。

でも、キースはスウェナに託したメッセージの中で「ミュウ因子の排除は可能だったが、それを行わなかったのはミュウが進化の必然であるからだ。世界の主導権を握るのは、人類か、ミュウか。そこで行われた管理体制によるミュウの排除という壮大な実験。それでもミュウ達は生き残った。だが、SD体制にミュウを受け入れるプログラムは存在しない。マザーの全てを委ねる時代は終わった。こらからは一人一人が何をなすべきか考えて行動せよ」と、事実上のSD体制終息宣言をしています。(ちなみにこの説明は原作では今回登場しなかったコンピューター・テラがしています)

それを考えると剣を取ってジョミーに斬りつけるという(一見、意味不明に思える)このキースの行動は「ジョミーにサイオンで自分を殺させ、マザーを破壊させる」為だったんじゃないでしょうか。でも、残念ながらジョミーにキースを殺す気はなかった。キースがジョミーを挑発するために傷を負わせたことが、マザーの「変な勘違い」を生んでしまいます。
ジョミーを拘束し、体制の続行は承認された、と高らかに宣言するマザーはキースにジョミーを撃て、と言いますが、キースが撃ったのはマザー。もう、私の心に触れるな、と命令を無視するキースをマザーはミュウに汚染されたと言い、弾き飛ばしてしまいます。そしてマザーが放った剣の一本がキースの腹に突き刺さります。
ジョミーは怒りを露わにし、マザーを破壊し、キースに近寄って剣を抜こうとします。無駄だと口にするキースにジョミーは礼を言います。君のおかげで戦えた、ありがとう、と。これでマツカやサムに顔を合わせられる、と呟くキース。やっと心の平穏が訪れたのですね。でも、ここで突然マザーが剣を放ち、ジョミーの身体を串刺しに!

マザーのコントロールを失った地球は地殻エネルギーを上昇させ、人類の唯一のよりどころであったユグドラシルは崩壊を始めます。

ここで、シドはジョミーの命令に背いて人類の救出に向かいます。原作ではこの役目はツェーレンでした。トォニィはジョミーの異変を感じてテレポートし、リオはジョミーを救出に向かいますが、人間の少女を助けて岩に鋏まれてしまいます。ここは原作どおりですが……正直、リオには生きてて欲しかったなあ。

マザーの悪あがきは続き、聖地地球の消滅へと移行。って、ええ~~~?
マザーってそんなプログラムされてたんですか! 最終段階で地球破壊って意味が判りませんよ。地球を浄化する為のシステムじゃなかったんですか??? それとも、プログラム作ったのがマッド・サイエンティストですかっ?
と、疑問符でまくりでしたが、まあ、そこは無視しましょう(苦笑
一斉に地球へと向きを変えるメギド。

トォニィはジョミーを見つけ、泣きじゃくりながら抱きしめて一緒に帰ろうと。でも死期を悟ったジョミーは人類とミュウが手を取り合って新しい時代を作れ、と言い、キースもトォニィに人類とミュウの未来を託します。ジョミーはトォニィに補聴器を託します。お前が次のソルジャーだと。キースはセルジュに伝えます。ミュウと共に地球を守れ、と。
ここは感動的な場面でした。スタッフの方々が描きたかった世代の継承が見事に表現されていました。でも、ジョミーに縋り付くトォニィは可哀想でしたね。

人類によるマザー・システムの破壊が始まり、トォニィ達とセルジュ率いるワルキューレは協力してメギド5基を破壊。でも、残る一基の発射をとめることが出来ない。その時、メギドに突っ込んだのがグレイブの戦闘機。「若造、お前らだけに格好はつけさせん」ここで、この回のいいところをほとんど持っていってしまいましたね。最後までかっこよくて素敵でしたよ、グレイブにミシェル。

ゼルを初めとする長老達はカナリアと呼ばれる子供達をシャングリラにテレポートさせる為に手をつなぎ、最後の力を振り絞ります。そして、フィシスもまた子供たちと一緒に送られていきます。原作では逃げ回り、なすすべもなく人間達と共に火に包まれた長老達。でも、アニメでは子供達を救い、未来を託すことが出来ました。彼らの死は無駄死にではありません。

「パンドラの箱を開けてしまった、良かったのだろうか」
「判らない。けど、後悔できるのは人間だけだ。機械は後悔しない」
「全力で生きた者にも後悔はない。お前に会えてよかった」

ジョミーは穏やかな顔で死を迎え、キースもまたその命を散らします。
「最後まで私は独りか」
最後の呟きがキースらしいけれど、もうあなたは独りじゃないですよ。

シャトルを全機回収したシャングリラは方向転換し、地球を離れます。ソルジャー・トォニィを、ミュウを、人類を待っているのはどんな未来なんでしょうか。

昔、自分が描いた両親と自分、ブルー、そして元気いっぱいなジョミーの絵を見つめるトォニィが泣けました。ハーレイが作ったナキネズミの木彫りとアルテラのカップが飾られていました。何故命が紡がれていくのか、そして何が大切なことなのか、あなたのおかげで判ったよ、ありがとう、ジョミーと呟くトォニィは大きな困難に立ち向かってもブルーやジョミー達の言葉を胸にきっと人類とミュウをいい方向に導いていくでしょう。

最後の場面は青く澄んだ地球の空。その大地に突き刺さる風化したメギド。そして咲き誇るトォニィの「パパの花」。それは何万年、何十万年先の風景かもしれません。でも、その花はトォニィの導いた人間とミュウ達の遠い子孫が再び地球に戻ってきたことを示しているように思えました。
もう、地球を破壊することのない、成熟した「新人類」として。

原作のラストでは人類もミュウもほとんどは死滅してしまい、ミュウの船が再び宇宙に向かうことはありませんでした。それでもラストには希望は残っていましたが。
アニメになった「地球へ…」は全ての登場人物に優しいラストになっていましたね。トォニィはジョミーに会えましたし。キースもマザーに操られてジョミーを殺すことは無かったし。
原作と違うことに賛否両論はあるでしょうが、終わり方としてはベストじゃなかったかと。
最後に、スタッフの皆様、素晴らしいアニメをありがとうございました。半年間、本当に楽しませていただきました。

次は是非「私を月まで連れてって!」のアニメ化を!

さて、そろそろ創作にかからないといけませんので、しばらくブログの更新はありません。来週、再開時は映画の感想になりそうです。
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「地球へ…」オリジナルグッズの販売開始
本日、午前0時より「南町奉行所」HPで予約受付が開始されていますよ!
ですが、キースとマツカのマグカップは15分で完売したそうです。
しかし、マツカのカップのほうが小さくて、並べるとお互い見詰め合ってるみたいな造りは完全に狙ってますね(笑
私は普段使いできるジョミーのライフポーチを予約しました。他にはブルーのエコバッグと卓上カレンダーがありますので購入したい方はお早めに!

<追記>
ブルーのエコトート、売り切れました。早いですねえ。

「南町奉行所」
http://www.bugyousyo.com/


 
「地球へ…」感想につきまして
とりあえず今週は忙しくて書けませんでした。もう今日は最終回の放送日なので、感想は来週、総括的にまとめてしようと思っています。
24話先行カットを見ても、どのようなラストになるのか予想はつかないのですが、キースとジョミーの対決シーンには竹宮先生の意見が取り入れられているらしいのでそこは期待してもいいかな。どちらにしても、ジョミーも含めて何人かの命は失われることになりそうですね。

23話については一つだけ。キースの「ミュウの発生についての疑問」がや~~~~っと出てきましたね。いや、これはもっともっと前に出しておくべきだったんじゃないかな。マツカの死で突然湧き上がった疑問ってことなのかしら。残念ながらエリートのキースがおまぬけにしか見えない……orz

で、今日は23話を観ていて何となく思ったこと。人類は地球の一角にへばりつくように暮らしているみたいですが、あの赤茶けた地球。どうみても他の生物が住んでいるようには見えませんね。植物、動物も含めて人間以外の地球の生物はあらかた滅亡している世界なのかな。

だとしたら、再生には気の遠くなるほど長い時間が必要なんじゃないでしょうか。何もない世界で人間にしてもミュウにしても暮らしていけるんでしょうか。地上には緑が生い茂り、生命に溢れた美しい地球をあそこまで破壊する人類は文字通り「地球の癌細胞」でしかないんでしょうか。
あのような未来が本当に訪れないことを祈るばかりです。

いずれにしても、今日は最終回。どうか私たちに希望を与える終わり方でありますように。


 
感想が遅れます
先ほど、23話を見たんですが、切羽詰ってきてちょっと情報を詰め込みすぎたような感じですね。もう数回見て整理が付いたら感想アップします。
それにしても、メギドがいきなり6基ですか? ミュウのためだけに追加生産する余裕があるんならもっと違うところに予算を使えばいいのにねえ。。


 
「プリズム/空の欠片」初回限定版を購入しました
言わずと知れた「電脳コイル」のOPとEDの曲です。
池田綾子さんの澄んだ歌声が素晴らしい。「プリズム「空の欠片」「旅人」、どの曲も聞き応えがあってお勧め!DVDとオヤジ・ストラップ付きです。

「電脳コイル」


オヤジ1


オヤジ2


↑オヤジ・ストラップ。小さいです。お尻がチャームポイント♪
画像が悪くてすみません。。


 
遅ればせながら……拍手ありがとうございます!
気が付いたら、ずいぶん拍手を戴いていました。皆様、ありがとうございます! これからもよろしくお願い致します。


 
「地球へ…」第22話~暮れる命~
余談ですがやっと「電脳コイル」が新しい展開になってきました。前回も何だか総集編ぽかったしなあ。今回はヤサコが隣町で小さい頃、迷子になった時に起こった出来事を思い出す為、「迷子になった場所=鳥居」を探す話。新キャラ、タケルはいきなりヤサコに惚れたらしくて、一緒に場所探しをしてくれました。この回でヤサコが交通事故で死んだカンナと同じ能力=<イマーゴ=不思議な声や感覚で古い空間を見つけることが出来るメガネの超能力>を持つことが判明。彼がラストに電話していた相手はイサコか、アキラか。謎の人物がまた一人……ですね。ヤサコが迷子の時に出会ったイリーガルが告げた4423の謎。まったくますます目の離せないアニメになってきましたねえ。
そういえばタイトルの「電脳コイル」の意味も謎の一つですね。前回、アキラがちょっと口にしていましたが。

で、やっと今回の「地球へ…」の感想。いやあ、やられました。涙ボロボロでしたよ。2回見てコイルの感想書いてやっと落ち着きました。例によって原作ネタバレありなので、未読の方はご注意下さい。

冒頭はトォニィの回想シーン。アルテラを思い出して泣く彼が切ないです。今回は全般的に登場人物の心情がよく描かれていました。前回、収容所コルディッツの木星落下という極悪非道な脅しをかけてきたキースでしたが、メンバーズや軍人の中にも「ミュウ因子」発見で「コルディッツ送りをされたものが多数いる様子。「成人検査」はザルなのか?
「万が一、ご自身にミュウ因子があると認められた場合は?」と問いかけるグレイブに「構わん、殺せ」と返すキースの決意は凄い。例外は一切認めないんですね。

マツカはいつもと違うキースの雰囲気を敏感に感じ取っています。戦争が終わったら、自分をどうするつもりなのかと問うマツカに「処分することになるだろうな。そうなる前に私を殺すか?」と平然と答えるキース。「化け物」は連発するし、原作以上に言葉の暴力は凄いですね。

ジョミーはコルディッツを見捨てて地球へ向かうつもりでしたが、これにはゼルが大反対。木星は昔アルタミラのあった星。これ以上、同胞を見捨てるつもりなら、シャングリラと一戦交えてでも、といつになく強い意志を露わにするゼル。爺さん、かっこいい!
「あなたの船は特別な筈だ。考えがある」
ジョミーがようやく人命救助に前向きになってくれました。

キースの心を読んだマツカはサムが死んだことを知ります。原作ではマツカはそのことを口には出さないのですが、余計なことをキースに言ってしまったマツカはキースに殴られ、怒鳴られます。このへんは原作のマツカのほうが思慮深いですね。ピアス=サムの血、がここでようやく来ました。「本当は誰より人間らしい心を持っている」、キース。
う~ん。でも、これまでが余りに「人間らしくない」(特にメギドあたり)描写が多かった為にいまひとつ納得がいかないよ、マツカ。原作のキースはもっとずっと「人間らしい」よ。
「僕がいなくなったら、あなたは悲しんでくれますか?」
マツカの呟きがあまりにも健気です。何だか非情な男に冷たくされてもあくまで男を慕う演歌の中の女性のようにも思えますよ。

トォニィはキース暗殺の為に単身、ゼウスに向かいます。試験的にステルス・デバイスを搭載した戦闘機をトォニィが無断で持ち出したと聞いて「壊すなよ、トォニィ~」と呻くおヤエさんにはすかさずニナが「心配するところが違うでしょう」とツッコミ。うん、さすがは「私を月まで……」コンビですな(笑

兵士になりすましたトォニィはキースの部屋に侵入。彼の前ではキースはなすすべもありません。サイオンでキースの首を絞めるトォニィはゆっくり苦しめてキースを殺すつもりらしい。気付いたマツカがキースの部屋に駆けつけます。

ジョミーは船団を地球へ向けて再び発進させます。その隙をついて「こんなこともあろうかと」(おヤエさんはヤマトの島大作かい!)ステルス・デバイスを搭載したゼルの船がコルディッツ救出へ。キースの支持がなければ駄目だというグレイブを押し切ってセルジュが木星落下のスイッチを押してしまいますが、間一髪、三人のナスカ・チルドレンがコルディッツを支えて落下を阻止。
「よかった」と呟くジョミー。今回は心の中で泣かずに済みましたね。

キースはマツカの名を呼んで倒れ、マツカは怒りを爆発させてトォニィに立ち向かいます(ここで放ったマツカのサイオンの色は緑。これはトキと同じで防御力が強いんですね。攻撃力の強いトォニィの青のサイオンには勝てません)が、トォニィには何故ミュウが人間の味方をするのか分からない。マツカを弾き飛ばしてキースに止めの一撃を放ったトォニィ。マツカはそれを真正面から受け止めて半身を吹き飛ばされ、血まみれに。直後にセルジュたちが到着しキースを助けようとしますが、当のキースには既にサムとシロエがあの世から手を差し伸べてきています。にしても、まったく女の影のないキースの人生。かなり侘しいものが……(苦笑
あの世に行きかけたキースの手をマツカが捕まえます。
「駄目……キース、捕まえましたよ。僕があなたを死なせない」
生き返ったキースの手にはいつの間にかマツカの手が伸ばされていました。キースが叫ぶ自分の名前を聞きながら、涙を流し、「悲しんで……くれた」と絶命したマツカ。キースにそっと目を閉じてもらった彼のあまりにも美しい死に顔に涙が止まりませんでした。本当にキースを慕っていたマツカにとっては幸せな死、でしたね。

「ばかやろう、先に逝っちまいやがって、マツカ」
セルジュの呟きが悲しい。何だかんだって、皆、結構君に気をかけていてくれたんだよ、よかったじゃないか、マツカ。

テレポテーションで退却したトォニィはミュウを殺してしまったことを嘆き悲しみます。可哀想ですが、感情豊かなトォニィ君には以前よりずっと親しみが沸きました。ジョミーの為、ブルーやアルテラの復讐の為にキースを襲った彼は結局、目的を果たせませんでしたが、ラストには人類、ミュウ、そして彼らナスカ・チルドレンに明るい未来が待っていることを願って止みません。
ええ、原作どおりでないことは百も承知ですが、ここはあえてハッピー・エンドで締めて欲しい。(なぜかアンハッピーな結末の方を日本人は好むみたいですが。小説もまた然り)

正直言って原作の半身を削られてもキースに這いずっていく描写は強烈で、それだけマツカのキースに対する強い執念みたいなものを感じたのですが、アニメの優しい表現もとてもよかったです。今回もスタッフの方々に感謝です。

残すところあと2回。こうなったら早く最終回が観たいなあ。終わってしまうのは寂しいんですけど……ね。


 
S・キングの傑作中篇「霧」がついに映画化
されたんですね。さっそく予告編を観てみたのですが……いや。何となく悪い予感が。キング作品の場合は作品をまんま映像化しても実はあまり怖くなかったりするんですよ。文字で読んで怖いのと観て怖いのとは違うんですよ。ですからそこにはやっぱり映画なりの「演出」が不可欠なわけで。
で、まだ日本未公開の「The Mist」は予告編を見る限り「小説そのまま」の演出をしてるような……。
何しろ舞台は不気味な「霧」に覆われた街のスーパーマーケットですからね。モンスターはほとんど「霧の中」なわけで、映像的には……どうなんでしょうね?
いや、小説そのものは私は「ミステリ・マガジン」掲載時に読んだわけですが……ショックでした。読んでいて鳥肌が立つほど怖くて面白かった。
でも映画のほうは過度の期待はしない方がいい気がしますw たぶんDVDは借ります。

キングと言えば、明治製菓のパンキーというチョコレートのCM。あの猿の玩具がすっごく嫌です。あれを観るとキングの短編「猿とシンバル」を思い出してしまう。捨てても捨てても戻ってくる恐怖の玩具。シンバルが鳴るたびに人が死んでいく……。これもサスペンスフルな傑作短編です。
あのCM、猿の顔が凶悪でトラウマになりそう……。

「The Mist」予告編
http://movies.yahoo.com/movie/1809834165/video/3906309/

「霧」は扶桑社の文庫「スケルトン・クルー(1)骸骨乗組員」に収録、「猿とシンバル」は「スケルトン・クルー(2)神々のワード・プロセッサ」に収録されています。後者は絶版なのかな?

「地球へ…」22話は明日、観ます。皆さんのブログを拝見した限りでは「あの」マツカの場面は放映されたらしいですね。やるじゃないか!
ああ、でも何となく観るのが辛い……。


 
「地球へ…」第21話~星屑の記憶
最初から余談ですが、「地球へ…」の設定資料集を予約しました。届くのは10月。もう既に最終回も終わっていますねえ。DVDは欲しいけどやっぱり全巻買わないと意味がないし。最終巻について来る「エピローグ」DVDは観たいなあ。あとは「シャングリラ学園」。全巻分まとめてCD作ってくれない……よねえ?

何だか今回は感想避けてるみたいですが、いや、そんなことはないですよ。以下、原作ネタばれ含みますので、未読の方は要注意です。


冒頭からブルーが現れてジョミーを励まします。
「信念を持って進め」
果てしなく重い責任を背負わされたジョミーは、ミュウだけでなく、人類の未来をも変えようとしています。気丈な彼ですが後にトォニィが言ったように「泣きながら戦っている」んですね。

今回、唯一和めたのはアルテラとトォニィのやり取りを盗み見て泣くおヤエさんでした。「あいつら、しっかり青春してんじゃん」って(笑)
しかし82歳ですか! ミュウは脳みそも老化しないのね。オリジナルのおヤエさんはもてもてで、超ハンサムな大富豪と結婚してるのにえらい違いですね。

惑星ノアはミュウに占領され、テラズナンバー1もあっさりと爆破されていました。サムの病室にいたスウェナは「自由アルテメシア放送」アナウンサー(記者?)なんですね。スウェナはキースに直接通信して木星上の収容所に収容された娘のレティシアを助けてくれるように懇願しますが、それはどう考えても無理。というか、結果的にキースに密告したような形になってしまいました。

アルテラとトォニィの場面がここで来ましたね。戦いたくないと泣くアルテラを抱きしめるトォニィ。でも、その言葉は悲しく辛い。原作ではサイオンで空中に卵子を浮かばせて受精させるという離れ業をやってのけるトォニィ。それだけアルテラを愛していた証なのですが、さすがにアニメでこの場面は無理でしたね。だから、いまひとつトォニィのアルテラに対する特別な愛情が伝わりにくいのが残念。

戦えば誰かが死ぬ。それは敵も同じことで、ミュウ達が死んでいる陰では大勢の人間達が死んでいます。一つ船が破壊されれば、おそらく何百もの命が消えていく。それが戦争。どんなに嫌でも、大きな渦の中で逆らって泳ぐことは出来ないんです。

ミュウの艦隊(4隻!)は木星軌道上にワープし、地球艦隊と決戦になります。
シャングリラの船内に侵入した対ミュウスーツを身に着けた先鋭部隊もジョミーの敵ではありませんでしたね。ジョミー、かっこよすぎ。でもふっ飛ばしすぎ(笑)

激しい戦闘の中でコブ、タージオン、アルテラの3名が死亡。
アルテラを撃ち殺したのはセルジュでした。アルテラの死体を抱えたトォニィはサイオンバーストを起こし、周辺の地球艦隊をいっぺんに破壊してしまいます。凄すぎる……。<グラン・パ>ジョミーがトォニィを抱きしめたことで、母親のカリナのように自分自身を破壊することだけは免れました。

シャングリラに戻り、アルテラの紙カップに残されたメッセージ<トォニィへ。あなたの笑顔が好き>を見てトォニィが泣く場面は反則です。……切な過ぎます。

ラスト、シャングリラのジョミーに直接呼びかけてきたキースは、降伏しなければジョミーの両親が収容されている木星軌道上のミュウ収容所を木星に落下させると。ええええっ。

いや、キース。何考えてるんですか? それって卑怯なラスボスが最後に主人公の仲間を人質にとって……(そして結局負ける)っていうベタな展開じゃないですか。う~ん。今のキースを動かしているものは諦めですか? それともヤケクソ? 

というか、いよいよ最終回が楽しみになってきました。もうどんなラストになっても驚きませんよ(笑)

今週は終にトォニィがキース暗殺に赴く話。さすがにあの原作展開はスプラッタ過ぎて放映できないだろうなあ。マツカが死んだ後のキースが本気で心配になってきましたよ。


 
「ハンニバル・ライジング」
昨日はお出かけの為に「地球へ…」21話はまだ観ていません。何だか辛い回なので、(いや、これからはずっと……)ちょっと覚悟して観なければ。レビュー、遅れます。

で、今回は最近観たDVD。
「ハンニバル・ライジング」
以下、ネタばれしていますのでご注意下さい。

言わずと知れた「ハンニバル・レクター」の生い立ち。いかにして天才殺人鬼は誕生したのか。

ハンニバルはリトアニアの名家の出身。第二次世界大戦中にドイツ軍の爆撃から逃れる為に両親と妹のミーシャと共に山小屋に避難しますが、ドイツ軍の爆撃機の墜落に巻き込まれて両親は死に、幼い妹と二人だけで暮らすことになります。この辺り、何だか「ポーの一族」のエドガーみたいですね。ある日、数人の脱走兵が山小屋に逃げ込んできて、小屋を乗っ取ってしまいます。真冬の山の中に食料があるはずも無く、次第に飢えてきた彼らはついにミーシャを殺し、食料としてしまいます。この時のショックが殺人鬼レクターを生み出したらしいのですが……。

う~ん。意外に判りやすいトラウマですね。私はハンニバルは生まれながらのカニバル殺人鬼ではないかと思っていたんですが。
後天的とするには余りにも異常なんですよね。

戦後、送られた孤児院は何とハンニバルの住んでいた城でした。簡単に孤児院を脱出した彼が向かった先はパリの叔父の家。だが、既に叔父は他界していて、彼を出迎えてくれたのは叔父の妻、日本人のレディ・ムラサキ。彼女の叔父を祭っている祭壇が凄いです。暗い部屋に何故か能面がいくつもブラブラ垂れ下がっていて不気味。暖簾じゃないんだから(笑)。
とにもかくにも彼女の元で暮らし始めたハンニバルは高い教養を身に付け、剣道の指南も受けます。やがて、彼女を侮辱した肉屋を日本刀で惨殺した(この殺人シーン、すっごく楽しそうに殺してるんですよね(汗)ハンニバルは警察の嘘発見器にもまったくの無反応で逮捕を免れます。

この後、妹を殺した連中をレクターが探し出して一人ずつ惨殺していきます。殺した連中も同情の余地の無い奴らばかりですから、ハンニバルの行為は残虐ではあるけれど納得できます。レディ・ムラサキに対する態度も極めてまともなんです。でも、はっきり言えば別に主人公がハンニバルでなくても成り立つ話なんですよね。

全体的にはハンニバルのハンニバルたる由縁といったものが今ひとつ描かれていなかったような。
トマス・ハリスの原作は「羊たちの沈黙」を読んだだけですが、これはもう本当に超一級の傑作です。もちろん映画も。
レクターとクラリスの何とも不思議な関係が素晴らしかったし、レクター博士は恐ろしく魅力的でした。

私としてはあの悪魔的なレクターの魅力がどのように生まれたのか知りたかったんですが、何だか普通の復讐サスペンスで終わってしまってました。主演のギャスパー・ウリエル演ずるレクターは美青年ながら何となく爬虫類的で悪くは無いんですが、レクターの全てを超越したような知性は感じられませんでした。やっぱりアンソニー・ホプキンスがあまりにもはまり役だったせいで、「若きハンニバル」の役柄は誰がやっても難しいんでしょうけれどね。



 
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